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■2003年2月例会レポート

■美術館は最高のメディア!■
日時 2月28日(金)PM6:30〜8:30
場所 なごやボランティアNPOセンター集会室
講師 伊藤優子さん 名古屋市美術館学芸員
出席者数 18名

■ まずは美術館の活動紹介を

・ 90年始めから美術館の<教育活動>に興味を持ち活動している。
・ 美術館の地域性そして職員の意識で活動はまったく違ったものになる。
・ 美術館の4つの柱は;収集、展示、教育普及、調査研究
現在2,300点の収集作品がある。
・ 調査研究の成果は年4回の常設展、年3回の企画展で発表される。
・ 教育普及では<美術館をもっと知ってもらおう>とコンサートを開いたり、協力会を組織したり、ファンづくりをしている。
・ 大切に考えているのが来館者の自己学習を支援する、というもの。講演会、講座、等の外、ワークショップ、ガイドツアー、ワークシートなどの教育プログラムを開発実践している。来館者の美術館での体験をより豊かにするのがねらい。
・ ガイドボランティアは現在85名、ガイド自身の自己実現にもつながる。
・ 来館動機はさまざま。中にはお見合いの第2会場と思しき光景も見られる。だからこそいろいろなサービスの切り口があるはず。


■ 常設展の活用を重要視しています

・ 有名な画家の企画展に人気があるのは事実。しかし所蔵作品を活用できる常設展を重視しつつある。
・ 4つの収蔵ジャンルがある;エコールドパリ、メキシコルネサンス、現代の美術、郷土の美術 これをうまく活用したい。
・ コレクション解析学として特定の作品を鑑賞する美術講座を開催している。


■ 美術館がもっともメディア性を発揮するとき

    〜美術作品を介したコミュニケーションの場としての美術館〜

・ 来館者との触れ合いをいろいろ試みたが人間によるコミュニケーションに勝るものなし、という実感がある。
・ 来館者が意見や感想を表明できる場の設定・・<ここがおもしろい!?>コーナー
ハッとする感想や見方に出会うことがある。
作品の本質を突いている、と感心することもある。
・ ガイドボランティアと来館者の触れ合いは双方が楽しめる。
・ カップルズ 大人のための美術鑑賞ゼミナール という試みも試行中。
・ こういったコミュニケーションは<アートペーパー>という情報ペーパーとしてまとめている。
・ 問題集にトライという試みも好評。今までに5,000人が参加している。
・ こども対象には<夏休み子どもの美術館>という企画がある。実物の作品を活用しながら子どもたちに課題を与え、自然に美術に親しむという活動を行っている。子どもたちは自分の発想をかたちにするとともにアーティストの作品に直に触れてその感覚に接することで、通常では得られない体験を得ることができる。もちろん指導者とのコミュニケーションが大切な要素となる。


■ アートゲームを体験してみましょう!

・ 学校の教員と共同でアートカードという教材開発をした。
・ 所蔵作品のうち60点をカードにしたもの。
・ 使い方はまったく工夫次第。ゲームの要素を取り入れて鑑賞学習を楽しくおこなうことができる。
・ 作品の中味と一見関係ないことをしているようで、知らず知らず作品との関係を深めていける可能性がある。
・ 作品への興味のきっかけはちょっとしたことにある、ということを実感できる。
・ どうぞ、おもしろい活用法を工夫してください。

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